いのちのたび博物館 春の特別展

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① カラフルな生きものたち

ゲートをくぐると、そこにはさまざまな色をした生きものがみなさんを待っています。知っている生きものはいるでしょうか?是非探してみてください。

第1章「生きものの色」

生きものの色がどのようにあらわれるのか、そして、どのくらいのバリエーションがあるのか、ということについて紹介します。

② 虹色にかがやく生きものたち:キラキラはどうやってうみだされるの?

キラキラと輝く生きものたちは、どのようにこの輝きを作り出しているのでしょうか?そのウラには、体の表面のミクロな構造がかかわっているといわれています。ここでは、キラキラの生きものにはどんなものがいるのか、そしてその発色の仕組みはどのようなものなのかを紹介しています。

プラチナコガネプラチナコガネ
ニジキジニジキジ
アンモナイトアンモナイト

③ 色彩変異:色のちがいがうまれるのはなぜ?

同じ種類の生きものでも、ときどき真っ白なもの、真っ黒なものがいたり、すんでいる場所によって少しずつ模様が違っていたりすることがあります。このような色のバリエーションはなぜ生まれるのでしょうか。さまざまな例をあげて、この謎について考えます。

色ちがいのジャガー色ちがいのジャガー

第2章「生きるための色」

生きものたちは遥か昔から、生き残り、そして子孫を残すことを延々と繰り返してきました。ここでは、この途方もない営みの中でうまれた驚くべき擬態や派手な色、そして生きもの同士のかかわりあいの中でおきた色の進化に焦点を当てています。

④ 擬態:だましの術をつかう生きものたち

景色に溶け込んだり、枝になりきったり、別の生きものに見せかけたり…生きものの擬態はとても巧妙です。なぜこのようなだましの術を持っているのでしょうか?ここでは、様々な擬態の例をあげてこの理由に迫ります。特に、ちがう鳥の巣に卵を産んで子を育てさせようとするカッコウのなかまの卵やヒナの擬態は必見です。

ヒナがたくさんいるかのように見せかけるジュウイチのヒナ(協力:田中啓太氏)ヒナがたくさんいるかのように見せかけるジュウイチのヒナ
(協力:田中啓太氏)
カッコウの卵擬態(小林コレクション 兵庫県立人と自然の博物館所蔵)カッコウの卵擬態
(小林コレクション 兵庫県立人と自然の博物館所蔵)

⑤ 繁殖のときだけ色が鮮やかになるのはなぜ?

繁殖は生きものにとっての一大イベント。このときを待っていたかのように、色が鮮やかになる生きものがいます。限られた期間だけ見られる生きものたちの彩りをぜひその目に焼き付けてください。

婚姻色の出たウグイとニッポンバラタナゴ婚姻色の出たウグイとニッポンバラタナゴ

⑥ オスとメスで色がちがうのはなぜ?

動物、とくに鳥のなかまには、オスとメスで全く違う色をしているものが数多くいます。いったいなぜこのようなちがいが生まれるのでしょうか?たくさんの標本をみながら、その理由を考えてみましょう。

オスとメスで全く色がちがうキンケイオスとメスで全く色がちがうキンケイ

第3章「人の暮らしと自然の色」

私たちの暮らしは、古来より色とともにありました。絵を描くため、ファッションのため、食べ物をおいしそうに見せるため、私たちの祖先は試行錯誤して、色を暮らしの中に取り入れてきました。そうして取り入れた色には、自然物の名がついたものもあります。長い歴史を持つヒトと色の歩みに、ぜひ思いを巡らせてみてください。

⑦ 染料:どんなものを使って糸を染めているのかな?

化学染料のなかった時代は、自然のものを使って糸や布を染めていました。昔の人たちは、どのようなものを使って、どのような色を作り出していたのでしょうか?ここでは、その一例を紹介しています。

自然物を使って染めた糸自然物を使って染めた糸

⑧ 色の名前になった生きものたち:きつねいろって、どんな色?

料理の本に「きつねいろになるまで炒めます」と書かれていることがありますね。しかし、本物のキツネの色をご存じでしょうか?ここでは、色の名前になった生きものを色見本といっしょに展示して紹介しています。「ときいろ」など、最近ではあまり聞かなくなったような色にも、生きものの名前が使われています。みなさんの知っている色があるか、ぜひ探してみてください。

トキ(山口県立山口博物館所蔵)トキ(山口県立山口博物館所蔵)
ホンドギツネホンドギツネ